2001 5/1(火) どんどん連鎖反応で小学校の頃のことを思い出してきた。
前も書いたが私は小学校の時から忘れ物がとびぬけて多かった。
誰かがこの間言っていた。
「いるんですよね、女の子のくせに忘れ物グラフがずばぬけて伸びてる人」
私だ。
小4の時、担任の先生が、忘れ物をした人はみんなの前で歌を歌う、という罰を儲けた。
みんな人前で歌うのは恥ずかしいので、「歌うのは恥ずかしいから忘れないようにしよう」という効果を狙ったのだと思う。
が、私は当時早朝合唱部に入っていたこともあり、歌が大好きだったので、
口ではみんなのマネをして「やだー」とかいいつつ喜んで歌っていたので全く意味がなかった。
母親も保護者会でそう言われたというからバレバレだったらしい。
忘れ物だけでなく授業中よそみなどの多い問題児だったので、教卓の真横の、
通常の1列目より更に黒板に近い場所まで机と椅子を移動させられたこともしばしばある。
。。。ふと思ったがこのふらにごとは恥をさらけだしているだけなのだろうか?
まぁいいか。
で、このようにそれはもうほんとにめちゃくちゃヘビー級のバカだったわけだが、心は優しかった。
新しい学期にクラスの係を決める時、保健係とか生物係とかどんどん決まっていく中で、
「勉強係」が、3人必要なのに、2人だけ決まって、あとは誰も手を挙げようとしなかった時も、
私は、「あたしがやってあげるよ」とか押しつけがましい台詞を吐いて引き受けたのだ。
勉強係はプリントを配布したり、宿題を確認したり、職員室へ集めた物を運んだり、結構大変な役割だった。
プリント配布程度のことは数が数えられれば出来るので、何とか私もこなしていたのだが、
数日後、算数ドリルの宿題の答え合わせの任務が命じられた。
勉強係が黒板の前に立って、答えを順番に読み上げて行くのだ。
3人の勉強係が順番に1問ずつ読み上げることになった。
「1番、35」係が読み上げると、
「あってます」クラスのみんなが応答するという流れだった。
私の番だ。
「3番、17」「・・・・」「・・・?」「ちがいます」
残念、間違ってしまったが、次は正解でありますように。
「4番、・・・」「あってます」
「5番、・・・」「あってます」
次は私の番だ。
「6番、20」「・・・・」「・・・?」「ちがいまーす」
また間違い。問題が進むにつれ落ち込んでいく惨めな私がいた。
またその次の算数の時、私はドリルを家に忘れてきた。
「ドリルを忘れました」と言ったら、
担任の先生はしびれを切らしたのか、
「やっぱりあなたには勉強係は難しすぎたわね、難しかった、難しかった」
といって私の肩を叩いた。
私は1週間もしないうちに勉強係を降任になった。
私のあとには、保健係か何かをやっていたお行儀のよい子が推薦され、保健係の後任もパっとみつかり、
あっという間に、何事もなくおさまったのだった。
でも、バカだったのであんまりくやしいと思わなかった。せいせいした。
これほどの私であったが、小6頃、りぼんかなんかの占いを読んでいて、
「魅力のある女の子になる」だかなんかのチェック項目に、「忘れ物をしない」というのがあって、
その時クラスに好きな男の子がいたから、気を付けようと思ったというめちゃくちゃ不純な動機で、急に忘れ物をしなくなった。
気になる学習能力は進研ゼミを始めたら急に成績がよくなったのでめでたしめでたし。
でも最近ちょっと、若年性健忘症のきらいがあるけど・・・。
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