2001 4/22(日)
なんか今日、渋谷から外回りの山手線に乗ったら、なんか車両の中の人の流れがおかしかった。
ご乗車の皆様が中程にお詰め戴けないので、出口付近が大変な混雑になっていた。
次の原宿で人がたくさん乗ってきて、私は中の方に押されていった。
すると、臭いのだ。そりゃもうめっちゃ臭い臭い臭い。うんこと生ゴミとドブのニオイが混じったかんじだ。
即座に状況を察して下を見ると、座席に1人のホームレスのおじさん?が座っていて、背中を丸めて眠っている。
そのホームレスのおじさんは爆睡状態に入っていて、右へ左へ、度々かくん、かくんとなっているので、車内はかなりの混雑ぶりなのに、おじさんの隣はしっかり空いていた。
2つ隣の人はハンカチで鼻を押さえたり鼻をつまみつつ座っている。非常に我慢強い人達と見える。
周りの人達も本当にいやそうな顔をしていた。危うく隣に座りそうになったオバサンなどは泣きそうな顔をしていたし、後ろに立っていた青年達はすごい悪口を言っていた。
ホームレスの目の前に立ってしまった私は、今すぐ電車から飛び降りたい衝動に駆られた程であったが、次の代々木でももっと人が乗ってきて、結局次の新宿まで耐えるハメになる。
多分このおじさんは寝たままうんこを漏らしたのでは、というようなもの凄い臭気が、密封された車内に立ちこめる。
あれは壮絶な数分間であった。
新宿に着いた瞬間、車内の人々が出口へと道を争った。(ように感じた)
私も車内の中心部から、人の間をすり抜け出て行こうとしたら、さっき後ろにたっていた青年達が進行の邪魔になり、すこしぶつかってしまった。
その瞬間、1人がこちらを振り向くなり、2、3歩退き
「う、うわぁ、びっくりした!」と叫んだのだ。
恐らく、いや、確実に、私はホームレスと間違えられたのだ。
そりゃあ、私は顔はかわいくないし美人にはほど遠いし太り気味でスタイルだって悪いし肌は日々の不摂生がたたってボロボロだし最近脱毛も怠ってるし姿勢も悪いし背も低いし弁当屋のバイトのあとで多少弁当のニオイがしたかもしれないしそのあとバンドの練習に直行して疲れてたからノーメークだったし顔色悪かったし服も適当だったし髪の毛も痛んでるしひとつに結んだだけでちゃんとセットしてなかったけど、
けどまさか、ホームレスには見えないと思ってた。
ショックだった。
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